プロップはアイアンガーヨガの特徴のひとつと言えます。
ただし、ポーズを簡単にするためのものではありません。
一人一人、身体は違います。年齢を重ねてきたら、身体も変わってきます。抱えているものは人それぞれです。
フルタイムで働いていたら、ヨガの練習にも時間はあまり割けません。小さなお子さんがいたら、お世話にかかりきりですよ。
身体は弱ってきたけど、だからこそヨガしたい・・・。そんな方たちをちょっとだけお手伝い。
「困っている人に手を差し伸べるように、プロップを用いましょう」
これは私の先生の言葉です。
親切にされると、嬉しいものですよね。プロップとはそのような存在なのです。
そしてもう一つのプロップの使い方、それは自分自身をより深く探求するためです。
プロップを使うことで、どんな変化がもたらされるのか。どれほど深く到達するようになったか。
身体の声に耳を傾けてみましょう。そして身体だけでなく、心の在り方にもどのような影響を与えているのか。
身体は心の容れ物です。身体が変われば心の質も変わってきます。これがエクササイズとヨガの違いです。
始めのうちは難しく感じるかもしれません。でも諦めず続けてみてください。間違いや不正解はないのです。
ただ、自分を深く見つめること。小さな気づきの積み重ねでも、ある時点で振り返ったときには大きく歩みを進めていることでしょう。
*For self-practice*
セルフプラクティスやオンラインクラスを受講される場合、以下のプロップのご用意をオススメします。
・ベルト 2本
・ブリック 2個
・ヨガチェア 1脚
・ブランケット 2~4枚
可能であれば
・ボルスター 1本
・プランク 1本